thrakt's tech blog

コードとかやってる事の話。エモい話とかも含める。

深圳決済雑感 2017年10月

先月、中国の深圳市に行ってきてバーコード決済の現場を見てきたのでその雑感。

利用状況

話には聞いていたけど、やはり広く利用されていた。自分が見たところ、だいたいの所はWeChat Payの緑とAlipayの青いマークが出ていた。日本のたこ焼き屋みたいな屋台とかも、読み取りバーコードで決済できる感じでやっていた。

自分は結局、主にファーストフードとかコンビニで使ってたけど、日常生活には根付いてて特に問題なし。現金を使ったのは、向こうの交通ICカードである深圳通買う時と、WeChat Payの支払いに対応してなかった飲食店の2回ぐらい。

シェアはAlipayがかなり強い印象。WeChat Payはやってない店は結構見かけたけど、逆はなかった印象。

決済方法について

自分が体験したバーコード決済の流れは以下の通り。

  1. アプリを立ち上げて、バーコード表示画面を開く
  2. 店員さんや自動注文機に読み取ってもらう
  3. 決済の確認がアプリに飛んでくるので承認する。多分2次元バーコード決済の時は不要
  4. 決済完了

正直めんどくさい。現地ではWeChat Payで支払いするぞッッという勢いがあったので気にならなかったけど。

現金はほぼ使わなかったけど、使った時は検査機みたいなのに通された。やはり偽札が多いんだろうなあ。そんな感じなので効率もよくない。

地下鉄に乗る時は主に、深圳通というICカードを使う。使い方とかはもう完全にSuicaと同じ。でも、地下鉄以外の用途には使われていなさそうだった。日本では電子マネーといえばSuica系が広く使われている印象だし、深圳のお隣の香港もオクトパスという交通ICカードがどこでも使える感じだった。

あと、mobikeに乗りまくったけど、清算はmobikeに前払いした分から払っていた。日本のアカウントなので、元々はクレカで支払っている。

バーコード決済のメリット

先述の通り、バーコード決済は結構めんどくさい。どう考えても非接触ICカードでの決済の方が便利な気がする。けど、そうはなっていない。

決済してもらうお店側としては、ICカードリーダーを用意しなくて良いのは大きいと思う。バーコード決済なら普通のバーコードリーダーでいいし、なんだったらスマホのカメラでもいい。費用がかからず導入が楽。でも、それって決済する消費者側は関係ないのでは?

現地で使ってみて初めて体感できた事だけど、バーコード決済はお店側と消費者側をこれまでより強く結びつけるようになっている。WeChat Payで決済すると、WeChatでお店のアカウントからレシート的な物が飛んできて、その後も広告みたいなのが送られてきたりする。

これはこれまでの決済機能にない機能で、メンバーカードみたいなのでやってた事だと思う。お店側としてはマーケティングに使える強力なツールが手に入るわけで、設備がどうとかよりもよほど強い利点なんじゃなかろうか。プラットフォーム上でPOSに紐付いてより個別に最適化したマーケもできるぞ。やったぜ! 消費者としても、気になってる店の情報を配信してもらえるだとか、レシートで食べ物のカロリーを配信してもらうだとか、良さそうなシチュエーションはあるように思う。スパム地獄になるような気もするが……。でもメルマガのコンバージョン率って高いらしいとも聞くぞ。

なので、実は何らかのプラットフォームに乗ってるのが体験上大きい。それが満たせれば、バーコードと並行して他の決済手段が出てくるのもありえると思う。何にせよバーコード決済が完了まで面倒くさいのは多分各社認識していると思うので、何かしら対策がされる事かと思います。OSに新しい機能が乗るとか……あれ、Passbookってあったような……